
メタボリックシンドローム(めたぼりっくしんどろーむ)
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加えて高血糖、高血圧、高中性脂肪血症などの複数の危険因子が重複する状態を指します。単に肥満があるだけでなく、生活習慣の改善が必要不可欠な病態であり、放置すると糖尿病や心血管疾患を発症するリスクが高くなります。
関連用語と表現
類義語 | 内臓脂肪症候群、生活習慣病症候群 |
---|---|
対義語 | 健康体、スリム体型 |
言い換え | 肥満関連疾患の集まり、内臓脂肪蓄積に伴う合併症 |
関連用語 | インスリン抵抗性、動脈硬化、生活習慣病 |
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積が原因となり、高血糖、高血圧、高脂血症などの異常が複合的に発症する病態です。食生活の乱れや運動不足など、不健康な生活習慣が主な要因とされています。予防や改善には、適度な運動と食事療法による生活習慣の是正が重要視されています。
放置すると、糖尿病や心血管疾患などの重大な生活習慣病を発症するリスクが高まるため、早期発見と対策が求められます。メタボリックシンドロームは可逆性があり、生活習慣の改善により改善が期待できる病態でもあります。定期的な健診を受け、自身の健康状態を把握することが大切です。
「メタボリックシンドローム」の具体例
例1: 40代男性のAさんは、内臓脂肪の蓄積に加え、高血糖と高血圧を指摘されました。医師から生活習慣の改善を求められ、食事療法と適度な運動で改善に努めています。
【解説】内臓脂肪型肥満と複数の危険因子が重なっているため、メタボリックシンドロームと診断されています。生活習慣の改善が必須です。
例2: 50代女性のBさんは、肥満とともに高中性脂肪血症と低HDLコレステロール血症があり、メタボリックシンドロームの疑いがあります。医師から減量と運動を勧められています。
【解説】高中性脂肪血症と低HDLコレステロール血症は、メタボリックシンドロームの危険因子です。生活習慣の改善で予防が可能です。
メタボリックシンドロームは、現代社会で増加傾向にある生活習慣病の一種です。早期発見と生活習慣の改善が重要であり、予防と治療には食事と運動が欠かせません。健康的な生活習慣を心がけることで、合併症のリスクを下げ、健康寿命を延ばすことができます。
関連ワード
メタボリックシンドロームに関連した記事
1 stories or topics