アクティブ・ラーニング(あくてぃぶらーにんぐ)
アクティブ・ラーニングとは、学習者が受け身ではなく能動的に学習に関わる教育方法の総称です。教員からの一方向の知識伝達に頼らず、学生自身が考え、討論し、実践することで、確かな理解と応用力を身につけることが目的とされています。近年、単なる暗記型教育からの転換が求められる中で、アクティブ・ラーニングへの注目が高まっています。
関連用語と表現
| 類義語 | 能動的学習、学生参加型学習、双方向型学習 |
|---|---|
| 対義語 | 受動的学習、講義型学習 |
| 言い換え | 主体的な学び、学生中心の授業、参加型学習活動 |
| 関連用語 | 協働学習、プロジェクト学習、反転授業 |
アクティブ・ラーニングは、教室内での具体的な学習活動を指します。代表的な手法としては、グループディスカッションやプレゼンテーション、ロールプレイ、実験・実習などがあげられます。学生が能動的に関与し、相互に刺激を受けながら、知識を定着させていくことが特徴です。
教員の役割は、学生の主体的な学びを支援することにあります。課題の提示、ディスカッションの促進、適切なフィードバックの提供など、学習を効果的に導く働きかけが求められます。単なる知識伝達ではなく、学生の思考力や課題解決能力を引き出すファシリテーターとしての役割が重要視されています。
アクティブ・ラーニングを取り入れることで、学生は深い理解と応用力を身につけることができます。受動的な知識の暗記ではなく、自ら考え抜き、ディスカッションを重ねることで、確かな学びが実現します。また、コミュニケーション力や課題解決力、批判的思考力なども培うことができ、社会で求められる力の育成にもつながります。
「アクティブ・ラーニング」の具体例
例1: 大学の経営学科の授業では、学生がグループに分かれて架空の新規事業計画を立案し、最終的にプレゼンテーションを行うアクティブ・ラーニングが取り入れられていた。各グループでは熱心に議論を重ね、教員からのアドバイスを参考にしながら、実現可能な事業案を作り上げていった。
【解説】実践的な課題に取り組むことで、経営学の理論を具体的に活用する力が身につく。グループディスカッションを通じて、多角的な視点から検討を重ね、発表を通じてプレゼンテーション力も養われる。
例2: 看護学生の臨床実習では、アクティブ・ラーニングとしてロールプレイが取り入れられていた。学生同士で患者役と看護師役に分かれ、実際の対応を疑似体験することで、コミュニケーション能力やケア技術を実践的に身につけていった。教員からの適切なフィードバックも重要な役割を果たした。
【解説】ロールプレイを通じて、実際の現場を想定した実践的な訓練が可能になる。コミュニケーション力の向上に加え、ケアの質の向上にもつながる。学生同士で相互に評価し合うことで、気づきも得られる。
このように、アクティブ・ラーニングは、学生の主体性を重視し、理解を深めるための実践的な学びの場を提供します。単なる知識の伝達にとどまらず、確かな応用力を身につけることができるため、今後ますます重要視されていくでしょう。教育現場では、さまざまな工夫を凝らしながら、効果的なアクティブ・ラーニングの手法が模索されています。
関連ワード
アクティブ・ラーニングに関連した記事
1 stories or topics