サーカディアンリズム(さーかでぃあんりずむ)
サーカディアンリズム(circadian rhythm)とは、約24時間の周期で繰り返される生物の行動や生理的リズムのことを指します。この周期性は、太陽の昼夜サイクルに同調して進化してきた内因性の生物時計によって制御されています。ヒトを含む哺乳類、植物、昆虫、微生物など、様々な生物がサーカディアンリズムを有しています。
関連用語と表現
| 類義語 | 生体リズム、概日リズム |
|---|---|
| 対義語 | 不規則な生活リズム |
| 言い換え | 24時間周期のリズム、生物時計 |
| 関連用語 | 睡眠覚醒リズム、体温リズム、ホルモン分泌リズム |
サーカディアンリズムは、睡眠・覚醒サイクル、体温調節、ホルモン分泌など、ヒトの様々な生理機能に深く関わっています。24時間に同調したリズムを保つことで、体内の様々な活動がうまく制御され、健康的な生活が可能になります。一方で、夜勤や長距離飛行など、サーカディアンリズムが乱れる生活は、睡眠障害や免疫力の低下、心身の不調を引き起こす可能性があります。
近年の研究では、サーカディアンリズムの制御に関わる「体内時計遺伝子」の存在が明らかになり、リズム異常との関連性が指摘されています。適切なサーカディアンリズムを保つことが、健康的な生活習慣にとって極めて重要であることがわかってきました。
「サーカディアンリズム」の具体例
例1: 朝型の人は、夜遅くまで起きていると次第に眠くなってきます。これは体内時計が夜間の睡眠時間に備えて、メラトニンの分泌を促しているためです。
【解説】睡眠・覚醒サイクルは、サーカディアンリズムの代表的な現象です。夜間に睡眠を促すメラトニンの分泌は、体内時計によって制御されています。
例2: 朝食を抜いて昼食を遅くとると、血糖値の変動が大きくなります。理由は、サーカディアンリズムに合わせて朝方にインスリン分泌が高まるためです。
【解説】インスリン分泌のリズムも、サーカディアンリズムの影響を受けています。食事のタイミングがリズムと合わない場合、血糖値の変動が大きくなります。
このように、サーカディアンリズムは私たちの日常生活に深く関わっています。健康的な生活習慣を送るためには、睡眠や食事、運動などの生活リズムを整え、体内時計に合わせることが重要です。一方で、現代社会の24時間化が進む中で、サーカディアンリズムの乱れが健康問題につながる可能性も指摘されています。今後は、リズム異常の予防や対策が課題となるでしょう。
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