デキャンタ(できゃんた)

デキャンタとは、ワインを別の容器に移し替えるための専用の器具です。ワインには酸化による変化が味と香りに大きな影響を与えますが、デキャンタを使うことでその過程を適切にコントロールできます。ワインの品質を最大限に引き出すために、デキャンタは欠かせないアイテムとなっています。

関連用語と表現

デキャンタを使う主な理由は、ワインの酸化を促進することです。ワインは空気に触れることで酸化が進み、タンニンが柔らかくなり、ブーケ(香り)が開きます。このプロセスをブリージングと呼びます。ブリージングにより、ワインの味わいが大きく変化し、本来の魅力が引き立ちます。

デキャンタには様々な形状がありますが、広い底面積を持つタイプが一般的です。これにより、ワインが広く薄く広がり、空気に触れる表面積が増えるためです。また、細長い首の付いたデキャンタもあり、ワインをゆっくりと注ぐことで空気を取り込みやすくなります。

デキャンタは熟成したワインに最適ですが、若いワインにも使えます。若いワインには余分な渋みがあり、デキャンタでブリージングすることでその渋みを和らげられます。一方、古酒には沈殿物が溜まっている場合があり、デキャンタに移し替えることで、その沈殿物を取り除くこともできます。

「デキャンタ」の具体例

例1: レストランでボルドーワインを注文すると、ソムリエがデキャンタを使って注ぎ替えてくれた。デキャンタに注がれたワインは、しばらくするとブーケが立ち上がり、味わいも大きく変化した。

【解説】レストランではデキャンタを使ってワインをブリージングさせる習慣があり、これによりワインの香りと味わいが改善されます。

例2: 友人の家でワインパーティーを開催した際、持参したボルゲリのワインをデキャンタに注いでから味わった。デキャンタを使う前は渋味が強かったが、十分ブリージングさせた後は味わいがまろやかになり、フルーティーな香りも楽しめた。

【解説】若いワインにデキャンタを使うと、渋味が和らぎ、香りも開くため、ワインの魅力を最大限に引き出せます。

デキャンタはワイン愛好家にとって必須のアイテムですが、一般家庭でもワインの味わいを最大限に楽しむために活用されています。近年では、ワインエアレーターなどの新しい製品も登場し、デキャンタ以外の方法でブリージングを行う選択肢も増えてきました。ワインの味わいを最適化する方法は、今後も進化し続けるでしょう。

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