データバックアップ(でーたばっくあっぷ)

データバックアップは、コンピューターやストレージデバイスに保存されている重要なデータを、別の場所に複製して保存する作業を指します。データが破損、消失した場合でも、バックアップからデータを復元できるため、情報資産を守ることができます。障害対策や災害対策、セキュリティ対策の観点から、企業にとってデータバックアップは非常に重要な業務です。

関連用語と表現

データバックアップは、企業のデータ保護対策の中核を成す重要な業務です。障害発生時のデータ復旧や、データ消失への備えとして欠かせません。また、法令順守の観点からも、一定期間のデータ保持が求められる場合があります。

バックアップ対象となるデータには、文書データ、アプリケーションデータ、データベースなど様々なものが含まれます。バックアップ方式も、完全バックアップ、差分バックアップ、増分バックアップなど、目的や運用方針に合わせて使い分けられます。また、バックアップデータの保存場所についても、オンプレミスのストレージ、クラウドストレージ、リモートサイトなど、さまざまな選択肢があります。

効果的なデータバックアップを実現するには、バックアップポリシーやスケジュールを適切に設計し、定期的なバックアップ実行と保存データの検証が欠かせません。加えて、障害発生時のリカバリー手順を予め確立しておくことも重要です。

「データバックアップ」の具体例

例1: 企業Aは、データセンターに保存している顧客データの完全バックアップを毎週実施し、増分バックアップを毎日実施していた。ある日、ランサムウェア攻撃を受けてデータが暗号化されてしまったが、前日のバックアップデータから復元することができた。

【解説】企業の重要データを定期的にバックアップしていたため、セキュリティインシデントの被害を最小限に抑えることができた。

例2: 地方自治体Bは、災害対策の一環として、重要な住民データをリモートサイトにバックアップしていた。大規模な地震が発生し、本庁舎のシステムがダウンしたが、バックアップデータから住民サービスの継続が可能となった。

【解説】ローカルだけでなく遠隔地へのバックアップを行っていたため、災害発生時でも業務を維持できた。

データバックアップは、企業や組織にとって必須の業務です。適切なバックアップ対策を講じることで、障害やセキュリティインシデントからデータを守り、事業の継続性を確保できます。一方で、バックアップデータの保護やデータ管理コストの観点から、クラウドストレージの活用やバックアップ自動化の重要性が高まっています。データバックアップの手法は、テクノロジーの進化とともに進化し続けることでしょう。

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