プルーフ・オブ・ステーク(ぷるーふ・おぶ・すてーく)
プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake、PoS)とは、ブロックチェーンネットワークにおける新たなコンセンサスアルゴリズムです。従来の「プルーフ・オブ・ワーク」とは異なり、計算能力の競争ではなく、ネットワークに対する「持分」に基づいて次の承認者を選出します。つまり、より多くの暗号通貨を保有するノードほど、次のブロックを生成する機会が高くなります。
関連用語と表現
| 類義語 | ミント、コイン・エイジング |
|---|---|
| 対義語 | プルーフ・オブ・ワーク |
| 言い換え | 持分証明、資産保有型合意形成 |
| 関連用語 | ブロックチェーン、分散型台帳、合意形成 |
プルーフ・オブ・ステークは、エネルギー効率が高く、ハードウェアリソースを多く必要としない点が大きな利点です。従来のプルーフ・オブ・ワークは、大量の計算能力とエネルギーを消費するため、環境負荷が課題でした。一方で、プルーフ・オブ・ステークでは、保有する暗号通貨の量に応じて次の承認者が選ばれるため、リソース集約的ではありません。
また、プルーフ・オブ・ステークは分散型台帳の安全性を高める役割も期待されています。なりすましや不正を防ぐインセンティブが働くためです。承認者には報酬が与えられる一方、不正が発覚した場合にはペナルティを受けます。つまり、保有する暗号通貨の価値が下がるリスクがあるため、ネットワーク全体の健全性が守られます。
「プルーフ・オブ・ステーク」の具体例
例1: イーサリアムは2022年9月にプルーフ・オブ・ステークへの移行(マージと呼ばれる)を完了しました。これにより、イーサリアムのエネルギー消費量は99.95%削減されたと試算されています。
【解説】旧来のプルーフ・オブ・ワークに比べ、プルーフ・オブ・ステークは環境に優しい合意形成手段と言えます。
例2: 一部の暗号通貨プロジェクトでは、プルーフ・オブ・ステークを採用することで、保有者に対する利子の支払いを実現しています。保有量が多いほど多くの利子を得られる仕組みです。
【解説】プルーフ・オブ・ステークは、単なるコンセンサスアルゴリズムだけでなく、新たな経済的インセンティブ付与の手段としても機能します。
プルーフ・オブ・ステークはまだ発展途上の技術ですが、ブロックチェーンの持続可能性と分散型ガバナンスを実現する有力な選択肢として、今後も注目されるでしょう。エネルギー効率への要求が高まる中、プルーフ・オブ・ワークに代わる新たなコンセンサスアルゴリズムへの移行が加速する可能性があります。
関連ワード
プルーフ・オブ・ステークに関連した記事
1 stories or topics