マルチクラウド(まるちくらうど)

マルチクラウドとは、単一のクラウドプロバイダーに依存するのではなく、複数のクラウドサービスを組み合わせて利用する戦略のことです。クラウドコンピューティングの利用が企業に広がるにつれ、マルチクラウド導入のメリットが注目されています。

関連用語と表現

マルチクラウド戦略の主な目的は、システムの可用性と信頼性を高めること、特定ベンダーへのロックインを避けること、コストを最適化することなどです。異なるクラウドサービスの長所を組み合わせることで、企業のニーズにより適合したITインフラを構築できます。

一方で、マルチクラウド環境ではデータや業務の可視性の確保、クラウド間の統合、セキュリティポリシーの統一などの課題があります。適切なガバナンスとクラウド管理ツールの活用が重要となります。

「マルチクラウド」の具体例

例1: 企業AはWebアプリケーションをAWSで運用し、データ分析基盤にAzureを利用、バックアップ環境としてGCPを採用するマルチクラウド戦略を取っている。

【解説】それぞれのクラウドの特長を生かしながら、システム全体の可用性とパフォーマンスを高めている。

例2: スタートアップ企業BはIaaSをAWS、PaaSをAzureと使い分け、マルチクラウドでシステムを開発。将来の移行や拡張に備えている。

【解説】特定ベンダーに依存せず、柔軟にサービスを組み合わせることができる。

マルチクラウド戦略は、企業のクラウド活用において有力な選択肢となっています。今後は、より簡便なクラウド間の連携が実現されることで、マルチクラウド環境の構築と運用が容易になると期待されています。

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