ロードバランシング(ろーどばらんしんぐ)

ロードバランシングとは、複数のサーバーに対する負荷(リクエストの処理)を効率的に分散する仕組みのことを指します。ウェブサイトへのアクセスが集中した場合、単一のサーバーでは処理能力を超えてしまうため、負荷を分散することで応答性能を維持し、可用性を高めることができます。大規模なウェブサービスを提供する上で、ロードバランシングは欠かせない技術となっています。

関連用語と表現

ロードバランシングは、ウェブサーバーやアプリケーションサーバーなどの複数のリソースに対して、クライアントからの要求(リクエスト)を適切に振り分ける機能を指します。単純に順番に振り分けるだけでなく、各サーバーの負荷状況を考慮しながら、最適なリソースに効率よく割り振ることが重要です。

ロードバランシングの主な目的は、以下の3点にあります。

  • 可用性の向上: 単一のサーバーで障害が発生した場合でも、他のサーバーで処理を引き継げるため、サービス提供を継続できます。
  • スケーラビリティの確保: サーバーリソースを柔軟に増減できるため、需要の変化に対応しやすくなります。
  • パフォーマンスの最適化: 適切に負荷を分散させることで、応答性能の向上やリソースの有効活用が期待できます。

ロードバランシングは、ハードウェアベースのロードバランサーと、ソフトウェアベースのロードバランサーの2種類があります。ハードウェア製品は高価ですが高性能で、ソフトウェア製品は低コストながら柔軟性に富んでいます。導入時には、サービスの規模や要件に合わせて、適切な選択が求められます。

「ロードバランシング」の具体例

例1: 大手ECサイトでは、ショッピングの季節になると一時的にアクセスが集中します。このような場合、ロードバランサーを使って複数のウェブサーバーに負荷を分散させ、サイトの応答性能の低下を防いでいます。

【解説】季節的な需要の変動に対応し、ユーザーエクスペリエンスを維持するためにロードバランシングが活用されています。

例2: クラウドサービスを提供する企業では、お客様からのリクエストをロードバランサーでグローバルに分散させています。地理的に最適なデータセンターでリソースを割り当て、レイテンシーを最小限に抑えています。

【解説】ロードバランシングにより、グローバルなユーザーに対して最適なパフォーマンスを実現しています。

このように、ロードバランシングは大規模なウェブサービスにとって必須の技術です。今後、クラウドネイティブなアーキテクチャの進化に伴い、より高度なロードバランシング手法が求められると考えられます。コンテナ技術の普及に伴い、コンテナオーケストレーションとの連携も重要になってくるでしょう。

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