アクティブラーニング(あくてぃぶらーにんぐ)

アクティブラーニングとは、学習者が受け身ではなく主体的に学習に取り組む教育手法の総称です。教師からの一方向の知識伝達に依存するのではなく、学習者同士の協働や体験を重視することで、能動的な学びを促進します。単に知識を詰め込むのではなく、課題の発見と解決を通して深い理解と応用力を身につけることが目的とされています。

関連用語と表現

アクティブラーニングでは、講義を完全に排除するわけではありません。むしろ、講義と学習者主体のアクティビティを適切に組み合わせることで、効果的な学習環境を実現します。具体的には、グループディスカッション、プレゼンテーション、ロールプレイ、課題解決型の演習などの手法が用いられます。このように、学習者が能動的に関与することで、単なる知識の暗記ではなく、思考力、課題発見力、問題解決力などの汎用的能力が育成されるとされています。

アクティブラーニングの効果を最大化するには、学習者の興味・関心と課題のレベルを適切に設定し、効果的な指導とフィードバックを行うことが重要です。また、ICTの活用により、時間的・空間的制約を越えた学習環境を構築することも可能となっています。

「アクティブラーニング」の具体例

例1: 経営学の授業で、学生チームに実在の企業の事例を与え、経営課題の分析と対策立案を行わせる。最後にプレゼンテーションを行い、教員や他のチームからフィードバックを受ける。

【解説】実践的な課題に取り組むことで、理論知識を具体的な状況に活用する力が身につく。また、チーム内でのディスカッションを通して、多角的な視点から分析を行う重要性も学べる。

例2: 英語の授業で、学生同士がペアを組み、与えられた状況に応じた会話の練習を行う。教師は移動しながら適宜フィードバックを行う。

【解説】実際に言葉を使う機会を設けることで、単なる知識としての英語ではなく、コミュニケーションツールとしての実践的な運用能力が身につく。

このように、アクティブラーニングは、知識の一方向の伝達ではなく、学習者自身が課題に主体的に取り組むことで、確かな理解と汎用的な能力の育成を目指す教育手法です。ICTの進展により、アクティブラーニングの実践がより容易になっていますが、教員の適切な設計と運営が何より重要です。今後、社会に求められる力を育むための、アクティブラーニングの更なる発展が期待されています。

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